植菌後の原木椎茸
- hinoe.norico
- 4月4日
- 読了時間: 3分
原木椎茸を植菌したあとはどうなるか…

余談ですが、この木の年輪から私たちのロゴができたんですよ〜その事はこちら
さて、話は戻して私たちは大抵このタイミングから「ホダ木」と呼び始めます。
本来、ホダ化した後からホダ木と呼び始めるのが正しいのかもしれません。
目には見えないけど、椎茸の菌が回り始めるんです。菌糸が伸びていく様子をイメージして作業していきます。まぁ、これは植菌する時からその想像は始まっているのですが…
植菌する時は以前のブログを、ご覧ください。
なんとなく、適当に穴を開けている様に見えますが、菌糸が伸びるのにお互いに邪魔にならない、そして雑菌が繁殖しない様に、椎茸菌の隙間ができない様に穴を開け、菌を植えていきます。ですが、ある程度の雑菌との共存で菌糸の強弱のバランスがとれるように感じています。少し雑菌があった方がホダ木の寿命が長い様に思います。いわば、人间の免疫力的な感じでしょうか。
そして、これを約2年かけて育てて行きます。菌糸の伸び・湿度や環境に合わせて上下を入れ替えたり、並べる場所を少し変えたりしながら育てると2年後にポツポツと椎茸が出始めます。
そして、写真は4年後…

4年目ともなると1番働き盛りの時人間で言えば30〜40代ってところでしょうか。
これは大成功のホダ木です。
菌がよく回っている状態かどうかは周りの生物で判断します。例えばホダ木の水分量を見る時は一緒に出てくる菌類であるゴム茸の状態を見るなど…
椎茸の菌だけをイメージするのではなく、周りとのバランスを見る事でより良い状態かどうかを把握していくのです。目に見えないものを育てると言う事はそうゆう事なんだな〜っと思います。どうゆう事ですか?って感じですね笑
次は7年目

随分と朽ちてますね。
手触りもふわふわと柔らかくなってきます。
植菌してから7年間の菌の働きを感じ、まさにお疲れ様でしたっと思う時です。とは言えこちらはあと1〜2年は椎茸が取れると思いますのでもう少し頑張ってもらいます。
7年間、植菌せずに放置しておく丸太と、こうしてホダ木として育てた木の朽ち方は全然違います。菌の働きは本当に偉大だなと感じる時です。
個人的には生椎茸で出す場合は、先ほどの4〜5年目のホダ木からの椎茸が美味しいと思います。人間も、30代40代は魅力的な人が多い年代ですもんね。特に30代の頃の豊川悦司さんとか最高!笑 あ、もちろん今もダンディーで大好きです。
フフフ😏年齢で魅力を判断するのは単純すぎますね!
かく言う私も40代…あー、「魅力的な年代」のはずなのにそのかけらも見当たりません…まさに、人によりけりですね笑笑
ホダ木の個性も私の個性も尊重していきましょう‼︎
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